SSブログ
インタネット講座「拓塾」 ブログトップ
前の10件 | -

・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。

27158353_s.jpg


おはようございます。

数年前に思いがけない本を手にしました。

それは、私がいつも手を伸ばせば届く所に置いてある本でした。

十数年前に、地元の佼成会の古い幹部さんだった方が、私の家をわざわざ訪ねてこられ「佐藤さんは庭野先生(開祖様)の事を一生懸命にやっているようだから、私が持っている資料(本など)を差し上げるからもらってくれないか。」と言って下さいました。

私にすると一つでも多くの資料がいただける事が、どんなにありがたい事かは理解していましたので大変感謝していただきました。

その後から、現在でもとても大切にしております。

IMG_20180425_115634.jpg


その中に「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」(昭和43年3月5日発行)という本がございました。

黒表紙に銀色の表題になっており、副題に「本尊観の確立のために」となっています。

その本に書かれている事を、私はとても大切な事だと受け止めていますので、いつでもすぐに手を伸ばせば届く所に置いて時々に、書かれている事を確認していました。

そんな折、先日すぐ隣にある資料を取りだそうとしましたら、この本の存在がとても気になりましたので何気なく手に取り、パラパラと開くとある個所が目に留まりました。

今まで何度となく開いていましたが特に気にかける事無く読んでいた個所でした。

そこには次のように書かれています。

tree_woods_00049-12.jpg



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

世界の現状をみる時、

宗教の果たすべき使命が

いかに大きいかということを痛感いたします。

科学エネルギーの利用といった

物質文明の高度の発達に比較して、

人間の人格の向上といった精神文化が

いかに遅れていることでしょう。

この両者のアンバランスの中に

現代人の危機があり、最大の問題があるのです。

現代人がその危機をのりこえるために、

精神文化の高揚が叫ばれ、

したがって、

人類の普遍的な指導理念がつよく要望されるようになります。

古来から、

東洋人は精神文化にすぐれ、

西洋人は物質文明にすぐれていると

いわれていましたが、

今こそ東洋人はその特質を生かして、

全人類の幸福のために貢献すべき時がきているのです。

b2e4a73460df1cf303682f3f56c61232_jpg.jpg



そのためには、

現代という時代がどういう時代であるのか、

また、未来はどうなるのかという点についても

正しく洞察して、

過去の思想や行動に反省を加え、

西洋人のすぐれている点や

長所特質についても、じゆうぶんに学ぶ必要があります。


とくに、広く西洋の諸宗教および

諸思想と東洋の諸宗教と諸思想との間に

(大いなる対話)をする必要があります。

その対話の積みかさねによって、

東洋思想と西洋思想との長所を備えた、

そして今までの東洋文明とか

西洋文明とかいう考え方や、

精神文化、物質文明という考え方より

もう一歩奥に進んだ、内容の高い、

普遍的な人類の指導理念を確立し、

それによって

新しい形の文化文明を築いていくことが

必要であると思います。

7fb54e5031f1e69ca5a56f294151a53d.jpg


そのために、

日本の宗教者に裸せられた役割は、

まことに大きなものがあります。

とくに中道の教えを説く(仏教)には、

あらゆる宗教および思想との対軒に欠くことのできない、

すぐれた理念を含んでいます。

ですから仏教徒には、

宗教者としての大きな使命があるといわねばなりません。

 (P91~P93)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まさに、昭和44年4月27日 香川県高松市に於いて、「明るい社会づくり運動の第一声」で庭野日敬師の講演でお話いただきました事と同じ事を、ここでお話しているのです。

庭野日敬師が、「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」ここでおしゃっている事の先に「世界宗教者平和会議」や「明るい社会づくり運動」もあるのだと受け止めています。


庭野日敬師の心からの叫びだと受けとめました。

特に、立正佼成会さんにおける

大切な御本尊さんのお話の中で

この事が出て来ている事が、

とても意義深い事だと考えています。


庭野日敬師は、

たまたま気まぐれで「明るい社会づくり運動」を

始めた如くおしゃる方が多々いると聞いていますが、

実はそうではく

大切な御本尊さんとのご縁で、

スタートしたとても大切な活動である事が

ご理解いただける事と思い、

ご紹介する事としました。


庭野日敬氏の思いや願いを、

もっと深く探求されようとする方が

いらっしゃるようでしたら、

実際に手に取り拝読されると、

庭野日敬師の御心に触れる事が出来ると思います。


私達は、
亡き庭野日敬が残してくれた形式だけを尊ぶだけではなく、
もっと深く庭野日敬師の御心を理解する事が、
今 求められていると私は受けとめています。

その先に、何をすべきががはっきりと見えてくるはずです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

・庭野日敬氏が考える、明るい社会づくり運動に不可欠な事とは、 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬氏が考える、明るい社会づくり運動に不可欠な事とは、

5ece610748216925ed724ded0c70c08d.jpg

私は常々思う事に中に、「どこまで馬鹿になりきれる事が出来るのか」が私自身の課題だと思っています。

それは、口先は綺麗な事を言っていても、その内心は自身の思惑や損得ばかりを考えている方々をたくさん見て来た事もあると思います。様々なタイプの人達と触れ合う中で自然とそのように考えるようになりました。


また、逆に「私は自身の思惑や損得で動くのだ」と言っている方もいますが、その人の方が正直で嘘を言わない分いいかなとも思う時もあります。

色々なタイプや考え方がありますが、庭野日敬 師は、以下の事をおしゃっていますが、あなたはどう思いますか。

6cd83939c4182ed748f0ebec19031792.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どこまで馬鹿になりきれる事が出来るのか

私はいつも、みなさんに「ばかになれ」とおすすめするのです。

もちろん「ばか」といっても、愚か者のことではありません。

現代人は、毎日、知識のシャワーを浴びているようなもので、

頭のよい人、利口な人ばかりが多くなっているようです。


頭がよすぎると、

人の言うことがばからしくて聞けなくなります。


人の言うことを素直に信じることができなくなり、

なにごとも先を見通せるつもりで、

「そんなことは、とても不可能だ」と決めつけ、

初めから手をつけようとしない、

といった生き方になりがちなのです。


それにひきかえ、利口ぶらない人は、

みんなが「できない」と決めてしまうことでも、

「これが正しい道ならば」とコツコツと手がけて、

ついに大事を成し遂げてしまうのです。


これが、私の言う「ばかになる」ことです。


初めのうちは、

「あんなことをやっても、

むだなのに」と冷ややかに見ていた人たちが、

うならずにいられなくなってしまうわけです。


自ら志願してばかになりきる、

その心のゆとりこそが大切なのです。   


庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より


~~~~~~~~~~~~~~~

あなたの心には、どのように響きましたか。

その響きが、あるのか・ないのかが、とっても大切になります。


私の今年のキャッチフレーズは、「前に、さらに前に前に・・・・・」


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動(1) [インタネット講座「拓塾」]

・世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動(1)

3074886_1.jpg

おはようございます[ぴかぴか(新しい)]

今朝のお目覚めはいかがですか、

ここ数日は寒暖差が大きいようです。

気温の変化は体調に影響しますので、体調に気を付けながら、素敵な日にしていきましょう。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


前回のお話から、ご自身で資料を探したり、正確な情報を確認した方が、どのくらいいらっしゃるでしょうか。

私は、以下の立場を常に取っています。

インターネット講座 拓塾 -塾 是

「拓塾」は実践的理論追求の場であり、活動体である。単なる情報提供、教養を身につける場ではなく、自己改革(自分づくり)の場であり、社会改革(社会づくり)を実践的に促進する場である。

インターネット講座 拓塾 - 行動指針

一、自修自得   
自修自得を基本として切磋琢磨・自己改革をはかる。

一、先駆開拓   
   進取の気性・開拓精神・意欲を養ない、時代の先駆けとなる。

一、知行合一   
   知識は行動してはじめて意義がある。
   行動につながる学び方を身につける。


このブログをご覧いただいている皆さんが、本気になり、行動を起こさない限り何も変わりません。


是非、ご自身で出来る事でかまいませんのでアクションプランを考えてみて下さい。


3238210_1.jpg

世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動


さて、今回は「世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動」についての庭野日敬師のお言葉を資料として提示させていただきます。

あえて、私の注釈は付けません。

出来る事であれば、一度だけお読みいただくのではなく、くり返し・くり返し読んでいただき、庭野日敬師のお心に触れていただければと願っています。


tree_woods_00049-12.jpg


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

宗教団体も組織ができてしまいますと、「自分の教団の教えだけが正しい」と考え、排他独善になる傾向も見受けられます。

ところで、私は仏教徒であり、私どもの教団では『法華経』を所依の経典にしており、「さまざまな仏さまが因縁によって菩薩さまの名前で出現してくるが、そのもとをたどれば究極(本仏)は同じである」との立場をとっています。

こう考えますと、神道ともキリスト教とも協力し合うことは可能なわけです。

このことは、私が、昭和四十年にキリスト教の総本山ともいうべきバチカンの公会議にご招待を受けたときの、ローマ教皇パウロ六世猊下の言葉でもはっきりわかります。

猊下は「今後、宗教者同士が協力し合い平和に貢献すること以外、宗教者の進むべき道はない」と話されたのであります。                
                                       
 (S52・9・佼成新聞より)

私はパウロ六世にお会いするまでは、カトリックはけしからん、と悪口を言って歩いたのです。

なぜかといいますと、カトリックは二千年もの伝統をもち、世界宗教として絶大な影響力を世界の人びとに対してもっているのに、その大宗教が、他宗教に対してひじょうに排他的な態度をとっているとしか見えない。

愛と平和を説く宗教が、他の宗教に対して排他独善の態度をとっている限り、宗教は人類の平和のために何の役割も果たすことができない。

宗教の根本義は一つであり、神も仏も、生きとし生けるものの平安を願うことしかないはずだ。世界の平和を実現していくには、どうしても世界の宗教者が協力していかなければならない。

そのためには、世界の宗教界に最も大きな影響力をもつローマ教皇が、まず世界の宗教者と手をにぎろうという姿勢になってもらわなければならない

-そう痛切に感じていたのです。

その私の願いを全国を回って話して歩いたのです。

(中略)

3279442_1.jpg


カトリックは世界中に布教網が行き渡っていますから、どこの国には、どんな宗教団体があって、どんな活動をしているか、というような世界各地の宗教の動きをことごとくキャッチしているのですから、私のことをご存じないはずがなかったわけです。

それを万事ご承知で、パウロ六世が私を百年に一度開かれるバチカン公会議に招待してくださったのです。

私のほうは、そんなこととまったく知らずにバチカンに行ったのですが、向こうでそれがわかって、「さすがカトリックの教皇さまだ、とえらく感心させられたのです。」

そこで、教皇さまにお目にかかってお話をうかがってみると、教皇さまが、こうおっしゃられたのです。

「キリスト教だけで人類を救おうなんておこがましい考えをもっていたのでは、世界平和実現の使命は果たせるものではありせん。キリスト教徒が仏教徒のために祈り、仏教徒がキリスト教徒のために祈るという宗教協力によってのみ、宗教者が人類に貢献していく道が開かれるのです」

その謙虚なお言葉をお聞きして、「これは素晴らしい宗教者だ、さすが二千年の歴史をもつカトリックの教皇さまだ」、と私は心の底から敬服させられたのです。

二千年来、代々の生き神さまと奉られ、異教の存在すら認めなかったカトリックの教皇が伝統の殻を打ち破って、キリスト教徒と仏教徒が手を携え合う宗教協力によって世界の人びとに平和を呼びかけていかなくてはならない、それ以外に宗教者が人類に貢献できる道はない、と慨悔をされたのですから、これは勇気のいることです。

その教皇さまのお言葉を聞いたとき私は、「こういうかたがいらっしゃるなら、世界宗教者平和会議は成功間違いない」と絶対の確信をもったのです。              

 (S53・3・月刊誌 躍進より)

reuters__20201005115000-thumb-720xauto-217345.jpg


バチカン公会議から帰ってみますと、すでに日本ではカトリックとプロテスタントのかたがたが、すっかり仲よくなっておりました。

これからは一緒にやっていこう、という空気がみなぎっていました。

私はそれをみまして、リーダーが頭を切り替えることが、いかに大事なことか、リーダーの責任の重大さを思いました。

パウロ六世も、そのことをだれよりも深く感じ、まずみずから俄悔して、人びとに本当に幸せになってもらうためには、神さまのご守護のいただけるような状態にならなければならないとお悟りになり、

宗教協力を訴えられたのであろう、と私は拝察申し上げているわけであります。

いわば生き神さまとして、二千年の伝統をもつローマ教皇が、みずから一介の人間になって俄悔をされ、われわ凡夫の人間同士が仲よくならなければ、世の中が良くならない、

それができなければ、宗教者になった意味がないのだ、と立ち上がられたのであります。

私が自信をもって明るい社会づくり運動を提唱いたしましたのはこの教皇の影響があったからこそです。 
              (S52・8・速記録より)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※私は、2~3回読んだ事は読んだとは見なしません。

それは、読んだのではなく見たのだと認識していますので、くり返し、くり返し読んでいく事により、今まで気が付かない事に、気が付く事がありますので、必ず実行してみてください。


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

・庭野日敬師の願いや思いを正しく受け継いでいこう! [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の願いや思いを正しく受け継いでいこう!



5ece610748216925ed724ded0c70c08d.jpg

おはようございます。

寒暖差の大きい今日この頃ですが、お目覚めはいかがですか、

中には、気分か芳しくない方もいると思います。そんな時は、無理をせずに体調に合わせながらお過ごし下さい。

そして今生きている事に感謝して、素敵な一週間にしていきましょう!

数年前の夏頃だったと思いますが、こんな事がありました。


庭野日敬師の勉強会があるというで参加させていただきました。

地元の勉強会でしたので、あまり大きな期待をせずに、少しでも得る事があればと思い足を運びました。
そこで出されていた資料は、講師さんのお話によりますと庭野日敬師の書かれた資料との事でした。
勉強会の内容は当然、事前に用意された資料に添った内容で進められ、終了致しました。
どなたも、何の違和感もなく終わった庭野日敬師の勉強会でした。

しかし、私は庭野日敬師の著書を何度も読み返していますので、庭野日敬師の独特の言い回しがある事を理解していますので、資料を読み始めるとすぐに「この資料は庭野日敬師が書かれたものではない」と理解しました。

今回の講師さんのお気持ちは理解出来ますが、私達は、真摯な姿勢で臨む事はとても大切な事だと思っています。

IMG_20180326_090202.jpg

明るい社会づくり運動でも同様だと思っています。


庭野日敬師の明るい社会づくり運動に対するお考えを私達はもっともっと探究し、勉強すべきです。

また、庭野日敬師のお考えをもっともっと大切にすべきです。

各自のお一人お一人のそれぞれの願いや思いも、とても大切ですが、明るい社会づくり運動においては庭野日敬師のお考えを、願いや思いを基本に置くべきと思います。その事を理解し、咀嚼した上での活動は、とても意義深い事になるはずだと考えます。

明るい社会づくり運動の中には、庭野日敬師の奥深い理念と、奥深い行動哲学が脈々と生きつづけている事を知っていただきたいと願っています。

IMG_20191208.jpg

明るい社会づくり運動において、

庭野日敬師のお考え、願いや思いを出来るだけ正確に後世に伝えて行く、

大切な役目・役割が私達にあると考えています。

その為にも、明るい社会づくり運動の後継者育成が急務です。


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・庭野日敬氏の提唱した明るい社会づくり運動の現在の課題とは、 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬氏の提唱した明るい社会づくり運動の現在の課題とは、

27515502_s.jpg


私が行いました、明るい社会づくり運動の実態調査から様々な事を教えていただきました。その中には、順調に活動を進めている地域もありましたが、逆にまたそうでない地域もありました。また、順調に活動を進めている地域と、またそうでない地域の中にも、共通点がある事が分かりました。

現状の利点と不利点の解析

明るい社会づくり運動が、今後さらなる飛躍をして行くためには、をする事が必要不可欠になると思います。その為には、現状がどうなっているのかを知る必要があると思っています。現状の把握を行い、現状の分析がしっかり出来ない限り、本当の意味での利点と不利点の解析が出来ません。また、正確な現状の把握や分析が出来ない以上、その為の効果的な対策を講じる事は難しいと思います。

IMG_20180425_115634.jpg


辛い現実とも向き合わなければならない

その為には、時には辛い現実とも向き合わなければならない事もあると思います。でも、そこから逃げる事無く、前向きに取り組む姿勢を示す事が求められていると考えます。

私の所にお送りいただきましたメールの中に、大変重要な意見をお持ちの方がいらっしゃいました。その方は長年の間、明るい社会づくり運動に携わって来られた方です。また、庭野日敬師の思いを理解し、ご自身の地元で大変に努力された方です。それだけに、明るい社会づくり運動の実態をご自身の目でしっかりと見つめ、現状を把握している方です。そして分析をなされ、課題点からその対策までをしっかりとしたお考えをお持ちの方です。

以下に、ご紹介をさせていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~
地区協議会が当面する共通課題
明るい社会づくり運動の組織において、地区協議会が当面する共通課題として、役員やリーダーの高齢化や不足に悩み、世代交代が進まずそのまま組織の活力の停滞を招き、有効な手を打てないまま組織の解散や運動の実態のない地区もでてくるようになった。

停滞を招く原因として
リーダーの意識に大半の理由があるように見受けられる。役員としては会員から会費や協賛会費を募り、運動方針を決めた以上活動をやめるわけにはいかないと考えてはいるが、意識がそれ以上でもそれ以下でもなく活動は一応継続されているが、活動の範囲を広げたり頻度を上げたりといった発展的な取り組みに欠けており現状維持ということになる。

悪循環が生まれくる
したがって、新たなメンバーが加わるチャンスも生まれにくいという悪循環が生まれくる。 さらに「中心となり、下支えするメンバーが不足している」ということについては組織の中でリーダーの育成がうまくいっていないという状況も見えてきます。

従って必然的に、リーダーの世代交代は難しくなります。

5067491_s.jpg


 昭和40年代後半に先駆的リーダーにより、
全国の都道府県を網羅するかたちで上位下達方式に組織化された明社運動は任意団体 ― 法人化 ― 任意団体と組織も変遷してきた。運動提唱者の精神を原点として自治体単位に組織化され、地域に根づいた活動を推進してきているが、どちらかと言えば、「大勢で一緒にやる」エリア型の活動は伝統的に強いが、テーマ型を目指すNPOやボランティアグループのようなNPO型の活動は不得手であった。
従って地域のネットワーク化を目指し法人化されたときには、エリア型活動で進んできた、伝統的組織である明社組織内に、少なからず混乱をきたした。

明るい社会づくり運動が取り組むテーマが
エリア(地縁)型であれ、広域にわたるテーマ型であれ、永年の間、当面している課題解決のための取り組みに没頭するうちに、取り組みそのものを維持することが目的化してしまいがちで、そこには、課題の変化が見えなくなってしまい、柔軟な対応ができず組織の硬直化を招くという、落とし穴があったのではないかと思われる。

特に次世代や若者が参画するような企画が少なく、
組織が新たな課題にチャレンジするエネルギーを得るという大事な側面が欠落している。 課題の変化に対応するという組織の柔軟な取り組みが様々な世代が関わり合う環境をつくることによって可能となるが、次世代との協働をすすめる取り組みが組織の柔軟性を生むことで活動が活性化するということもあるわけです。
従い、テーマ型にせよエリア型にせよ組織の結束が維持されていくには、この点の理解をもとに組織内部の役割分担を明確にして機能のすみわけについて合意を得るということがまず内部の協働力を強めるポイントであると考えられる。

それを課題としてとらえるならば、課題の変化に対応するチャレンジを積極的に行うこと、組織の活動や運営の中に積極的に異世代協働をつくりだすことが大切だということになります。

そして責任ある活動ができるように、研修や養成の機会(人材養成事業)を具体的に用意する取り組みが大変重要です。

IMG_20191208.jpg

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがでしょうか。あなたの心にはどのように響きましたか。

そんな事を行っても・・・・・・・、でしょうか。

庭野日敬氏は「自分達に出来る事から始める事が大切」と言っています。

小さな一歩かもしれませんが、あなたに出来る事から始めましょう。

あなたに出来る事・私に出来る事を通じて、

よりよい明るい社会づくり運動にして行きましょう。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆
3536544_s.jpg
〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・庭野日敬氏が提唱した明るい社会づくり運動に求められるリダーの資質とは! [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬氏が提唱した明るい社会づくり運動に求められるリダーの資質とは!

4119606_s.jpg


どんなに素晴らしい組織であっても、そのトップに立っているリダーの資質によって、たした事のない組織が、大変素晴らしい組織に成長したり、また、とても素晴らしい組織が堕落した組織になってしまったりする事があります。

組織のトップに立つリダーの資質は、とても大切な要素となります。

私自身も、様々なボランティア組織のリダーや、明るい社会づくり運動の各地域のリダーの方々とお会いさせていただきますが、 そのリダーの方が、どこに視点を置いているのかで、その組織の活動形態が決まって来ると思います。

明るい社会づくり運動を提唱されました、庭野日敬師は「すぐれたリーダー」と題して以下の事をおしゃっています。


IMG_20180326_090202.jpg


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すぐれたリーダー

 私はこれまで数えきれないほどのたくさんの人にお会いしてきましたが、「初めからまったくやる気がない」というような人はいない、と言いきっていいと思うのです。

もし、やる気をなくしている人がいたとしたら、何かでやる気が抑えつけられてしまっているのです。すぐれたリーダーとは、どうしたらみんながやる気になるか、そこを具体的にアドバイスしてあげられる人だ、といっていいでしょう。

ディズニーランドが大変な人気で、連日、満員盛況だそうですが、来場者に喜んでもらえるように、じつに細かな気くばりがされているのだそうです。たとえば風船売りのお嬢さんは、子どもと目線が合うように、しゃがんで風船を渡すように訓練されている。それで親御さんが、自分の子どもが本当に大事にしてもらえたと感動して、わざわざお礼を言いにきてくださる人もいるそうです。すると、売るほうもうれしくなります。自分の仕事にやりがいと誇りを持つわけです。

「進め」「がんばれ」と号令をかけるよりも、だれもが本来持っている、やる気を何が抑えつけているのか、そこまで心を届かせて、それを取り除いてあげる慈悲心が大切です。

庭野 日敬 著 『開祖随感』より

~~~~~~~~~~~~~~~~

現在の活性力のなさの原因は

現在の明るい社会づくり運動の、人材不足や、活動の魅力のなさ、また活性力のなさの原因は何処にあるのでしょうか。その事を真摯に受け止めて、その為に対策を早急に講じる事が、求められているとか思いませんか。「臭い物に蓋をする」という考え方がありますが、いつまでも、その事を繰り返している間は、何も変わる事はありません。

その事は、今は亡き庭野日敬氏が一番に嘆き悲しむ事ではないでしょうか。

あなたは、どのように思いますか。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆
3536544_s.jpg
〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆
 

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・一隅を照らす者あれば国の宝なり | インタネット拓塾 [インタネット講座「拓塾」]

・一隅を照らす者あれば国の宝なり | インタネット拓塾

24804690_s.jpg


ありのままに見る習慣を付けよう!

私達は毎日の生活習慣の中で、日々起こってくる様々な出来事をどうしても、日頃の生活習慣や、先入観念で物事を見てしまう傾向にあるようです。おそらく、その方が楽なのかもしれません。

1cda7d346bec53feb256d6067594c889.jpg

「以前はこのようにやっていた。」とか、「おそらく、こうではないだろうか。」、「誰々がこう言っていた。」
また、「新聞やマスコミ報道がこのように言っていた。」その事が、事実なのか、そうでないのかを確かめる事なく、日頃の生活を送ってしまうようです。

3b8b55a6244aa60eb3fe4f7d9504d154.jpg


私は以前、明るい社会づくり運動 全国拓塾の入塾式の時に、佐藤秀裕氏のおしゃった言葉を忘れる事がありません。佐藤秀裕氏は、「これから全国拓塾で行われる研鑚を鵜呑みにしてはいけない。自分自身の眼で確認し、咀嚼し、自身の物にしなくてはいけない。」と。

私達の身の回りには、様々な出来事が起こって来ます。日々、起こって来る出来事を、自身の憶測や先入観念で見る事を一時休止して、「ありのままに見てみる。」その事がとても大切だと思います。

IMG_20170502_155703-1.jpg

例えば、

〇インフルエンザの感染状況はどのような報道されてるとうりなの。(真実と事実の違いとは?)

〇インフルエンザの感染状況はいったいどこまでが安全で、どこからそうでないの。(その根拠は?)

〇インフルエンザの感染を本当はどうしたら防げるの。(試験デタ-はあるの?)

〇インフルエンザの感染状況の保障の負担を、本当は最終的には誰が負担するの。
      (本当の負担は、 国 ・ 国民 ・ 企業 、いったい誰だろう?)

〇インフルエンザの感染状の安全を必死に確保しようとしている人たちがいる事忘れてはいけない。

〇インフルエンザの感染を本当に終息出来るの。

〇インフルエンザの感染のワクチンはどこまで効果があるの。 tec

一歩、その眼を転じて、今までとは、視点を変えて見る事はとても大事な事です。

私達は、現状を出来るだけ正確に把握し、自分自身の眼で確認し咀嚼し、自身の物にしなくてはいけない。

そして、「私自身に何が出来て・何が出来ないのか」を己自身に問い、「自身に出来る事を始める」、そこが大切なポイントだと考えています。


「一隅を照らす者あれば国の宝なり」


自分なりに「今出来る事を、真心を込めて繰り返して行く。」


こんな気持ちで日々努力しいく事が大切になります。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
3536544_s.jpg
〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡






・庭野日敬師のごあいさつー明るい社会づくり運動 第十回総会にて [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師のごあいさつー明るい社会づくり運動 第十回総会にて

27338558_s.jpg



庭野日敬師は、平成元年4月26日に開催されました、明るい社会づくり運動 全国協議会の第十回総会のごあいさつで、以下のお話をされています。

今回は、私の余計な注釈はなしで、このブログをご覧いただいている皆様と一緒に、庭野日敬師のごあいさつの内容を噛みしめて見たいと思います。

よろしくお願い致します。

IMG_20180326_090202.jpg


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

明るい社会づくり運動 全国協議会の第十回総会


本日は明るい社会づくり運動の十回目の総会がこうして開かれましたが、

私は、あちこち飛んで歩いておりまして提唱したということだけで、

何のお役も、お手伝いもできないでおりました。


しかし、本日伺ってみまして、

井探先生を会長さんにいただいて、

非常に充実した、

素晴らしい明るい社会づくり運動が全国的に進められていることを知り、

ご参集の皆さまはじめ、

全国で活躍してくださっている方々に

本当に心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。

3b8b55a6244aa60eb3fe4f7d9504d154.jpg



人材をつくるためには期間をかまわず、

永遠の努力をしなければならないことだと思います。

こういう人材をつくるということになりますと、

どなたか熱心な方がやってくださるというようなことにならないと、

なかなかできないことだと思います。

これからも皆さまのお力で、

どうか、その方の積み重ねをお願い申し上げたいと思います。


最近になって私は比叡山にまいりました。

日本の仏教の母山といわれる比叡山を興しました

伝教大師さまのおそばにいらっしゃる

お座主さま(山田恵諦猊下)が、

始終なにかの際に引用されます言葉に、

「忘己利他」「自分を忘れて他に利益を与える」というお言葉があります。

私どもが他に利益を与、えるということは、

自分を忘れなければできないことだと思います。


そういうご緑でお座主さまの説法を聞いていますと、

本当にいきいきとした感じがいたしまして、

いつも素晴らしいお座主さまの人格に触れたことによって

自分の心がさわやかになる、やすらぎを得る、

そういう感じがいたします。

そのようなことで先般私どもの平和賞(第六回庭野平和賞)を、

お座主さまに受けていただくということが、

ようやく実現したわけでございます。


ところでお座主さまは、

伝教大師の「悪いことは永く続かないものである。

良いことは永くつづくものである」というお考え方を

ずっともっておられる。

伝教大師さまが比叡山を開創されましてから一昨年で

一二〇〇年になりました。

一二〇〇年の間永遠のともしぴ(不滅の法燈)の火が

消えないでずっと続いているわけです。

この永遠のともしびが永く続いていること自体が

素晴らしいことなのです。


0f45b7953071244456fb85a35c01f428.jpg



これがもし世界宗教者平和会議のような所でつながるならば、

という願いをもっていましたところ、

ローマ法王さまが昭和六十一年十月、

アッシジにおいて世界の宗教者の方々と共に、

世界平和の祈りをしようということを呼びかけられました。

その時にはお座主さまは、

アッシジまで九十二歳のお年で参加されました。

その翌年には、比叡山での宗教サミットを主宰され、

また本年は、比叡山サミットの精神を

今度はWCRPの第五回目オーストラリアでの会議(メルボルン)に

持っていくということになりました。

ところで具体的に「火」をもっていくのは大変困難をことで、

どのようにして持っていかれたかと伺いますと、

「比叡山のともしびをカイロ灰にうつし、

それをそっと肌身離さず持っていってくださった」ということでした。

そして、むこうにまいりますとペンマン大司教(聖公会)さまが、

今度の開催国の共同議長として

オーストラリアの宗教者をまとめていただいたわけですが、

この方が、持ってまいりましたともしびを

「永遠に私どもが守ります」ということで、

奥さまと二人で引き受けてくださったわけでございます。

そういうことで私共も、長く続けていくということは大変なことだと、

つくづく思わせていただいたところでございます。

0f45b7953071244456fb85a35c01f428.jpg



私共の信奉している法華経でありますが、

法華経の一番有り難いところは何処かといえば、

十六番の如来寿量品という所で「如来の寿命は永遠である」と

説かれているところであります。

そこで、永遠の生命の尊さと同じような意味において、

天台宗のお座主さまがその象徴であるともしぴを、

そのまま自分で持ってオーストラリアまで行って、

メルボルンで大司教さまにお渡しし、

その真心をたんたんとお話しをくださっているうちに、

大司教さまご夫妻が

「これは永久に私どもが自分の生命をかけてお守りさせてもらいます」 

こう受けていただいたということで、

お座主さまのお気持ちは、

具体的に世界の場に伝わって行ったわけでございます。


そのように、いいことを続けるためには、

私達の考えを継いでいってくれる

次の世代の方をつくらなければ続かないわけであります。

そういう意味におきまして、まず自己をつくり、

そこで明るい社会づくり運動の精神を自分もそれを行じ、

そしてまた次の者にその精神を伝える。

そういう考えが広まるということは、

大変素晴らしいことであると思うのであります。

そういう点でも、今日まで各都遺府県の会長さん方が

このように揃って運動を実施していただいている。

こういうことは非常に素晴らしいことだと思うのであります。


0b8789c5207b65ef19a8ece107e3ce02.jpg



私は今年また、

日宗達(日本宗教連盟)の理事長を仰せつかっているのでありますが、

一九六九年にもちょうど私が当番でありましたので、

その時「私は今度日宗達の理事長という使い走り役をおおせつかりまして、

来年度は世界宗教者の平和会議を日本の京都で行なうことになりました。

これにご協力をお願いしたい」ということで、

まず高野山に行きますと、過去に何かありますとき、

宗派などが違いますと多少びったりしない所があって、

どなたに会っても、

なかなか容易でないことが多かったわけでありますが 

高野山の方が「君の所は新しいだけに、

君が会長で始めた時から他宗教を別物と考えない。

全く偏見がなくやっていることは私も認めている。

君がやるのがどなたがやるよりも皆さんが協力しやすいのではないか。

うちだけは心配なしだよ。力いっぱい後押しするから、

真剣にやってください」と励ましてくださいました。

3e4692cd09f51b3a854349c1e9d4122a.jpg


次に、翌日比叡山に行きますと 

「この山は汚れのない山だ。

日本のお祖師さまはこの山から生まれたのだ。

私たちも伝教大師さまの精神を貫いてずっと来ている。

世界平和のためにやるならば、

協力するから全山を世界平和のために自由に使ってください」という

お言葉をいただきまして、

むしろ私どもが今まで新しい宗教、古い宗教などというような

こだわりを持っていたのではないか、

古くから長年つながっている方々は、

非常に尊い人格を持っていらっしゃって、

私どものそういう考え方は無い、

と知って比叡山に行ってよけい安心をいたしました。

04c734784aa7b25d0cee53834c505023_.jpg



三日目には伊勢神宮にまいりました。

そして前の徳川宗敬大宮司さまの所に行きましたら

「ほうぼうのお寺さんもそういうことをやるならば、

伊勢神宮もそのことに賛成します。そのかわり来年に遷宮式があります。

次の遷宮式にあなたも参列してください」と、

こういうお言葉をいただいたわけです。

ということで三五〇人ほどの神職さんと一緒に、

遷宮式のご神体の車のすぐ後の所に私の立つ場所がありまして、

行列に従ってその遷宮式に参列しました。


私はなぜか不思議な因縁だなと思いますのは、

一昨年の比叡山がちょうど開創一二〇〇年ということです。

そして十五~十六年前になりますが

、伊勢神宮の遷宮式が六〇回日ということは、

一二〇〇年目の遷宮式にはからずも、

私は大宮司さまから参列してくださいといわれまして、

お仲間に入れていただいた。

そういうようなことで一二〇〇年という年の巡り合わせが、

仏教の伝わる所からも来たり、

それより前にすでに

神道の方の一二〇〇年目の遷宮式にお仲間にさせていただいたり、

そういうようなことを通して、

神さま仏さまが

正しいことは永く持続させなければいけないのだということを、

逆に教えてくださっているような気がするのであります。

3e4692cd09f51b3a854349c1e9d4122a.jpg



私どもの日本の神道「八百万の神」ということは、

あらゆる所、形のある所にはみな神様が宿ってなさる。

仏教で言うと、これは仏性であるといわれますが、みんな弘子なんだ。

仏心はみんなもっているのだ。

仏さまの方からしては「仏の子だ。仏の子だ」と言おうとして、

法華経ではそれを明らかにしている。

そういう意味で「仏さまの子だ」とおっしゃっているのに、

われわれは凡夫だといって、

欲を捨てないで、いろいろの面倒を自分で作っている。

欲を捨てて忘己利他で自分を忘れて、

人さまのために益を与えるようにしようという、

こういう考えになれば、伝教大師さまと同じようになれる。

それは八百万の神を祀るという神道の精神であると私は思っている。

神さま仏さまというのは目に見えないけれども

「いつでも仏さまは、おまえの側にいるよ。

おまえには見えないけれども、神さまはいつでも側にいる」と

おっしゃっているわけです。


そういう意味で神さま仏さまを

いつも心の中に描いて明るい社会づくり運動をすれば、

神仏のご加護によってうまくいくのではなかろうか。

そしていろいろな形で人格的にも、哲学的にも、

心の中に一つの宗教を持って世の中を明るくする、

永遠の生命の尊さと世界の平和を願うというようなことも、

同じょうなことではないかと、

そんなふうに考えさせていただいたわけでございます。


このように私は今日一〇回目の総会に伺いまして、

これだけの素晴らしい方が全国からお集まりいただいておりますが、

皆さま方のご協力またご精進に心から厚く御礼を申し上げます。

3c8bbb26c9fdf0352f814a8990207207.jpg


そして私の今考えている心境を

正直に皆さんの前に披歴をさせていただきました。

自分では宗教協力ということを言葉に出していながら、

ややもすると心の中にこだわりがあるのでございます。

世界宗教者平和会議というものを通じて宗教団体を訪問してみますと、

偏見のない日本の偉大なる指導者の方々がいらっしゃる。

この幸せを感じて、

およばずながら一生懸命やらせていただいておるわけでございます。


五年に一度の当番で、

今年は四回目の理事長(日宗達)をやらせていただくということに

なっているわけでございます。

どうか皆さま方のご支援をいただいて、

私も努める場所を間違いなく努めさせていただくよう、

ご支援のほどを重ねてお願い申し上げまして、

今日のご挨拶に代えさせていただきます。


(要旨:平成元年4月26日)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・庭野日敬氏の提唱した明るい社会づくり運動はなぜ必要なのか ! [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬氏の提唱した明るい社会づくり運動はなぜ必要なのか !

710665_s.jpg

庭野日敬師の著書の「仏教のいのち 法華経」を久しぶりに、拝読させていただきました。

庭野日敬師の著作物は、凡夫である私達に実に丁寧にわかりやく、お話して下さっている事に、いつもながら敬服しながら読ませていただいています。

IMG_20180425_115634.jpg


今回は、以下の箇所が

特に眼にとまりましたのでご紹介させていただきます。


特に、難しい事をおしゃっている訳ではありませんが、

明るい社会づくり運動にとっては、

とても大切な事を述べていると思います。


あなたの心には、

どのように響くでしょうか。

その響きを感じて見てください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

個人は社会とつながっている


ところで、個人の心の善し悪し・高さ低さ・美しさ醜さは、

外部とぜんぜん関係のない事がらでしょうか。

理屈は抜きにして、

あなた自身の家庭や、交友関係や、職場など、

身近な世界の問題として考えてごらんなさい。


あなたの両親や兄弟姉妹の心の暖かさ・冷たさが、

あなたにとっては全く無関係な事がらですか。

あなたの上司・同僚・友人などの心の美しさ・醜さが、

あなたとぜんぜん没交渉の事がらですか。

もちろん、答はノーでありましょう。


今、わたしとこの紙面で交わした問答によって、

あなたは、いつもはあまり意識していなかった

(身近の人たちの心のあり方と、

自分自身の人生とのつながり)を、

ハッキリ意識されたこととおもいます。


それならば、そういった意識を、

もう少し広く世間へ広げていってごらんなさい。

たとえば、

あなたの家の隣近所の人たちの気だて、

あなたが買物をする店の主人や店員の精神、

あなたが乗るバスや電車の運転手の心がけ、

そういったものが、

あなたの人生となんらかかわりがないかどうか。


もっと大きくいえば、

地方目治体の役人・議員や、

国の政治をつかさどる首相・各省大臣や、

国会議員などの魂のありようが、

あなたの人生となんらのつながりがないかどうか。


さらに考えを広げれば、

会ったこともない他国の人びと、

たとえば毛沢東、コスイギソ、ニクソン、ドゴールという人たちの

精神の方向が、あなたの運命と全くかかわりがないかどうか。

答えは、自明のことでしょう。


この世に生きとし生けるものは、

どこかで必ずつながりをもっているのです。

ぜんぜん他と孤立して存在しているものは、

ひとつもありません。


この道理を仏法では〈諸法無我〉というのですが、

とにかくこの道理に目ざめてみれば、

自分ひとりだけが心のしあわせを得ても、

ほんとうに幸福にはなりえないのだということが、

はっきりわかってくるはずです。


早い話が、

あなたが今の瞬間においては

幸福感を味わっていることができても、

さまざまな天災や人災は遠慮なく

空から、海から、川から讐てきますし、

一歩外へ出れば交通戦争の修羅のちまたです。


犯罪者は、いつ、どこであなたの

生命・財産をねらってくるかわかったものではありません。

最大の脅威は、核戦争です。万一これが始まれば、

あなたの今の幸福などは木っ端微塵に吹き飛ばされてしまいます。

そこで、あなた自身・あなたの家族・あなたの子孫が、

ほんとうに幸福になるためには、

どうしても社会全体・世界全体を変えなければならないのです。


それも、政治のやり方や社会の体制をどう変えてみたところで、

その効果はほんの表面的なことにすぎず、

人間の心を根本から改めないかぎり、

ほんとうの救いに達することはできません。


たとえば、

老人保護施設の完備している

欧米諸国の老人が必ずしも幸福ではなく、

どちらかといえば家族の庇護に任せられている

日本の老人のほうが幸福である事実が、

その片りんを物語っているのです。



仏教のいのち法華経(P46~49) より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は最近、自分自身が「生きている」と言った実感よりも、

どなたかに、

「行かされている」と言った実感が強くなっています。

「日々 新たに」

お互い様に、

様々なご苦労があると思いますが

精進・努力して行きたいと思います。


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
3536544_s.jpg
〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

・庭野日敬師の考えていた明るい社会づくりとは何か、 [インタネット講座「拓塾」]

・ 庭野日敬師の考えていた明るい社会づくりとは何か、

IMG_20170505_084810-1.jpg


以前、庭野日敬師からこんな事を教えていただいた事を思い出します。

物事が成就するのには、「天の利・時の利・人の利」が揃わないと、なかなか物事が成就しない事を。

ですので私は、それぞれの方々がお互いの目標に向かって、精一杯の努力が、出来たのか・否かを問う事が大切だと思っています。

そして、お任せをして依頼をすべきところはお願いをし、自身ですべきところはキッチリと、精一杯の努力をする事が大切です。

すると、「物事の結果は、後から付いてくる物だ。」と考えています。

もし、私達のしようとしている事が本当に大切な事で、「天の利・時の利・人の利」が揃わないとすると、時を待つゆとりも、とても大切なポイントであります。


IMG_20180425_115717.jpg



ところで、明るい社会づくり運動について、庭野日敬師は以下の事をおしゃっています。

あなたには、どこまでの事が理解出来ますか。またどこまで実践出来ますか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最近、いい言葉を学びました。

アメリカへ出かけた折、

ホテルで読んだ山田無文老師のご本に、

臨済の教えが出ておりました

「無位の真人」いう言葉ですが、

なるほど昧わいのある、いい言葉だと思いました。


だれもが自分は凡夫なんだ、

と決めてかかっている世の中ですが、

それを自分には何の位もないが、

われこそ真の人間なんだという

自信に変えていったら、

それだけでも世の中は明るくなるはずです。


また、それを説くことによって、

集まってきた人たちに、

参加を呼びかけていく場所をつくることができれば、

第一段階の成功といっていいでしょう。

river_00039-13.jpg


むろん、この運動を

立正佼成会のためにしようとする気持ちはありません。


第一、宗教協力といった言葉一つにしても、

ただ教団を大きくしたいというだけのことなら、

無駄なことです。


協力し合うからには、

他の宗派の人たちに向かって、

「あなたのところより、

うちの教団のほうがいいからいらっしゃい」とは

言えるわけがありません。


明るい社会づくり運動も同じです。


ところで、「国民皆信仰」は、

新宗達がめざす四つの柱のうちの一つですが

この目標を果たすためには、

なんらかの形で、

これが宗教者の生き方だという行ないも

見ていただきたいし、

話も聞いていただきたい、

と私はかねがね考えていました。


それに沿って提唱してきたのが、明社運動です。


また、そうしてお互いが相手を尊重し合って、

仏性を拝みながら協力していけば、

この世の中はたちまち極楽になると確信しています。

(中略)

この世を極楽にするもしないも、

心の置きどころ一つですから、

集まってくる人びとが

真の人間になれるか、

なれないかによって、

それが決まるのです。  
    


 (昭和53年・11付・機関誌「佼成」)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



いかがでしょか。

あなたにはどのように響きましたか。

それそも、あまり響かなかったでしょうか。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

3536544_s.jpg

〇ご相談はこちらをクリックして下さい。 ⇒ クリック

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡





前の10件 | - インタネット講座「拓塾」 ブログトップ