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・仏教史から見る庭野日敬師が提唱された明るい社会づくり運動の取り組みとは、 [インタネット講座「拓塾」]

・仏教史から見る庭野日敬師が提唱された明るい社会づくり運動の取り組みとは、

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こんにちは。

今日は、立正佼成会甲府教会の発足70年の記念式典の日のようです。

おめでとうございます!

教会のホームページによりますと「山中快之(よしゆき)・中部教区長をお迎えし、教会の礎を築いてくださった諸先輩方への感謝を表す機会といたします。」記載がありました。
山梨県での庭野日敬氏の解く法華経の教えもこの地がスタートになるようです。その意義と意味を噛み締めたいと思います。

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私は、庭野日敬師が明るい社会づくり運動を提唱され、多くの人達の支持いただき,今日までその活動がくり返し継続されている事は、日本の歴史の流れの中でどのような意味を持つのか、持たないのかを、検証する事はとても大切な事だと常々考えています。

佐藤秀裕氏の著書の中から、
そこで今回は、元明るい社会づくり運動全国拓塾長でありました、佐藤秀裕氏の著書の中に、とても大切な事を述べている文面がありましたのでご紹介致します。

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「個人」と「全体」の関係 - 理論的課題の克服


仏教学者の見解によると、現在、仏教は信仰として日本に定着しているが、これからの仏教の課題として、仏教と社会・国家の在り方は、どう説明されていかねばならないのか、哲学的検証が必要だと云われている。

「個人救済」の教えと言われる仏教が、社会とか「全体の救済」の理論として展開されていけるか、このような理論的課題が残されている事は、また多いなる楽しみもある。

この頃、私は明るい社会づくり運動は、立正成佼会にとっても大きな役割と使命があることを強調していた。大教団である立正佼成会は、すでに社会的に無視できない存在となり、同時に同会の社会的責任も大きくなってきている。

社会的矛盾や苦悩が、個人や家庭に及ぼす時代になっており、同会の活動もこれまでのように貪、病、争、といわれる個人・家庭の苦悩に応えていく、いわゆる「個人苦」の対応から「社会苦」に対処できる目を拡げていかねばならなくなっている。

個から社会の救済への転換
これからは、個人だけでなく、個人の集合からなる、社会という「全体」に対応することが要請される。従って、社会の動向に対しでき得る限り、あらゆる角度からの厳密な検討を加え、社会の諸現象の本質を把握していく努力が必要となる。

新しい社会建設に向けて
明るい社会づくり運動を通して、あらゆる立場、関係者の人間性にふれ、共通の意識で共同のテーマに取り組んでいく行動に、社会人の一人として託された責務があろう。

新しい社会建設に向けて、明るい社会づくり運動の推進力となっていくことが、これから特に宗教を奉ずる人の姿勢ではなかろうかと。


「明るい社会づくり運動 行動と理念」
  日本を支える大きな蜒りに より(p29~30) 
  初版 昭和61年6月1日 著者 佐藤秀裕
~~~~~~~~~~~~~~~

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仏教史から見る転換点
佐藤秀裕氏は当時の時代背景を含め、この明るい社会づくり運動の大きなターニングポイントを的確にとらえていると思います。

以前に記載させていただきますが、庭野日敬師の明るい社会づくりに対するお考えなどをかみ合わせると、とても意義深く大切な内容のお話です。

私は、これからの明るい社会づくり運動には、このような視点や感性を持ち合わせるリダーが必要不可欠だと思っています。


「前に、さらに前に前に・・・・・」

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

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・庭野日敬氏が提唱した明るい社会づくり運動に求められるリダーの資質とは! [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬氏が提唱した明るい社会づくり運動に求められるリダーの資質とは!

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4月も半ばを過ぎましたね。

山々の緑も萌黄に染まり、衣替えを始ています。また、野原や道端にも春咲きの草花や花木が咲き誇って来ました。

春は長い冬の季節が終わり、一斉に植物が目覚める季節です。色彩に乏しかった風景が、赤や白、ピンクに黄色、オレンジと、どんどん色づいていく季節を感じる時に、不思議を勇気と希望が湧いて来ます。(可笑しいですね[わーい(嬉しい顔)])

様々な困難やストレスがあっても、勇気を振り絞り頑張る姿は素敵な事だと思います。

誰も見ていなくても、誰も声を掛けなくても、諦める事なくたゆまぬ精進繰り返していきましょう[るんるん]

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

どんなに素晴らしい組織であっても、そのトップに立っているリダーの資質によって、たした事のない組織が、大変素晴らしい組織に成長したり、また、とても素晴らしい組織が堕落した組織になってしまったりする事があります。

組織のトップに立つリダーの資質は、とても大切な要素となります。

私自身も、様々なボランティア組織のリダーや、明るい社会づくり運動の各地域のリダーの方々とお会いさせていただきますが、 そのリダーの方が、どこに視点を置いているのかで、その組織の活動形態が決まって来ると思います。

明るい社会づくり運動を提唱されました、庭野日敬師は「すぐれたリーダー」と題して以下の事をおしゃっています。


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すぐれたリーダー

 私はこれまで数えきれないほどのたくさんの人にお会いしてきましたが、「初めからまったくやる気がない」というような人はいない、と言いきっていいと思うのです。

もし、やる気をなくしている人がいたとしたら、何かでやる気が抑えつけられてしまっているのです。すぐれたリーダーとは、どうしたらみんながやる気になるか、そこを具体的にアドバイスしてあげられる人だ、といっていいでしょう。

ディズニーランドが大変な人気で、連日、満員盛況だそうですが、来場者に喜んでもらえるように、じつに細かな気くばりがされているのだそうです。たとえば風船売りのお嬢さんは、子どもと目線が合うように、しゃがんで風船を渡すように訓練されている。それで親御さんが、自分の子どもが本当に大事にしてもらえたと感動して、わざわざお礼を言いにきてくださる人もいるそうです。すると、売るほうもうれしくなります。自分の仕事にやりがいと誇りを持つわけです。

「進め」「がんばれ」と号令をかけるよりも、だれもが本来持っている、やる気を何が抑えつけているのか、そこまで心を届かせて、それを取り除いてあげる慈悲心が大切です。

庭野 日敬 著 『開祖随感』より

~~~~~~~~~~~~~~~~

現在の活性力のなさの原因は

現在の明るい社会づくり運動の、人材不足や、活動の魅力のなさ、また活性力のなさの原因は何処にあるのでしょうか。その事を真摯に受け止めて、その為に対策を早急に講じる事が、求められているとか思いませんか。「臭い物に蓋をする」という考え方がありますが、いつまでも、その事を繰り返している間は、何も変わる事はありません。

その事は、今は亡き庭野日敬氏が一番に嘆き悲しむ事ではないでしょうか。

あなたは、どのように思いますか。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆
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明るい社会づくり運動の庭野日敬師の本当の願いとは! [インタネット講座「拓塾」]

明るい社会づくり運動の庭野日敬師の本当の願いとは!

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こんばんは、[わーい(嬉しい顔)]

今日は、昨日の陽気とは一転して春らしい穏やか陽気になりました。

昨日は、八ヶ岳の麓を歩いていましたが、木々の芽吹きが始まっていました。季節の移り変わり歩みは、確実に進んでいます。

こんな時期は寒暖差が大きいので、服装に気を付けながら、素敵な一日にしていきましょう。

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以前、庭野日敬師からこんな事を教えていただいた事を思い出します。

物事が成就するのには、「天の利・時の利・人の利」が揃わないと、なかなか物事が成就しない事を。

ですので、私はそれぞれの方々がお互いの目標に向かって、精一杯の努力が、出来たのか・否かを問う事が大切だと思っています。


そして、お任せをして依頼をすべきところはお願いをし、自身ですべきところはキッチリと、精一杯の努力をする事が大切です。

すると、「物事の結果は、後から付いてくる物だ。」と考えています。

もし、私達のしようとしている事が本当に大切な事で、

「天の利・時の利・人の利」が揃わないとすると、

時を待つゆとりも、とても大切なポイントであります。

ところで、明るい社会づくり運動について庭野日敬師は以下の事をおしゃっています。

あなたには、どこまでの事が理解出来ますか。

またどこまで実践出来ますか。


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最近、いい言葉を学びました。

アメリカへ出かけた折、

ホテルで読んだ山田無文老師のご本に、

臨済の教えが出ておりました。

「無位の真人」いう言葉ですが、

なるほど昧わいのある、

いい言葉だと思いました。


だれもが自分は凡夫なんだ、

と決めてかかっている世の中ですが、

それを自分には何の位もないが、

われこそ真の人間なんだという自信に変えていったら、

それだけでも世の中は明るくなるはずです。

また、それを説くことによって、

集まってきた人たちに、

参加を呼びかけていく場所をつくることができれば、

第一段階の成功といっていいでしょう。


むろん、

この運動を立正佼成会のために

しようとする気持ちはありません。


第一、宗教協力といった言葉一つにしても、

ただ教団を大きくしたいというだけのことなら、

無駄なことです。

協力し合うからには、

他の宗派の人たちに向かって、

「あなたのところより、

 うちの教団のほうがいいから

 いらっしゃい」とは言えるわけがありません。


明るい社会づくり運動も同じです。


ところで、「国民皆信仰」は、

新宗達がめざす四つの柱のうちの

一つですがこの目標を果たすためには、

なんらかの形で、

これが宗教者の生き方だという行ないも見ていただきたいし、

話も聞いていただきたい、

と私はかねがね考えていました。


それに沿って

提唱してきたのが、明社運動です。


また、そうしてお互いが相手を尊重し合って、

仏性を拝みながら協力していけば、

この世の中はたちまち極楽になると確信しています。


(中略)

この世を極楽にするもしないも、

心の置きどころ一つですから、

集まってくる人びとが

真の人間になれるか、

なれないかによって、

それが決まるのです。  
         
  (昭和53年・11付・機関誌「佼成」)


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・庭野日敬師の本当の願いと思いとは、 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の本当の願いと思いとは、

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おはようございます。

雨上がりの春らしい朝になりましたね、こんな朝は、不思議とこころがウキウキとしてきます。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

庭野日敬師の著作物は、凡夫である私達に実に丁寧にわかりやく、お話して下さっている事に、いつもながら敬服しながら読ませていただいています。

今回は、私が特に眼にとまりましたの著作物の中から、ご紹介させていただきます。

特別に、難しい事をおしゃっている訳ではありませんが、とても大切な事を述べていると思います。

あなたの心には、どのように響くでしょうか。

その響きを感じて見てください。

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個人は社会とつながっている

ところで、個人の心の善し悪し・高さ低さ・美しさ醜さは、外部とぜんぜん関係のない事がらでしょうか。

理屈は抜きにして、あなた自身の家庭や、交友関係や、職場など、身近な世界の問題として考えてごらんなさい。

あなたの両親や兄弟姉妹の、心の暖かさ・冷たさが、あなたにとっては全く無関係な事がらですか。あなたの上司・同僚・友人などの心の美しさ・醜さが、あなたとぜんぜん没交渉の事がらですか。

もちろん、答はノーでありましょう。

今、わたしとこの紙面で交わした問答によって、あなたは、いつもはあまり意識していなかった(身近の人たちの心のあり方と、自分自身の人生とのつながり)を、ハッキリ意識されたこととおもいます。

それならば、そういった意識を、もう少し広く世間へ広げていってごらんなさい。たとえば、あなたの家の隣近所の人たちの気だて、あなたが買物をする店の主人や店員の精神、あなたが乗るバスや電車の運転手の心がけ、そういったものが、あなたの人生となんらかかわりがないかどうか。

もっと大きくいえば、地方目治体の役人・議員や、国の政治をつかさどる首相・各省大臣や、国会議員などの魂のありようが、あなたの人生となんらのつながりがないかどうか。

さらに考えを広げれば、会ったこともない他国の人びと、たとえば毛沢東、コスイギソ、ニクソン、ドゴールという人たちの精神の方向が、あなたの運命と全くかかわりがないかどうか。

答えは、自明のことでしょう。

この世に生きとし生けるものは、どこかで必ずつながりをもっているのです。ぜんぜん他と孤立して存在しているものは、ひとつもありません。

この道理を、仏法では〈諸法無我〉というのですが、とにかくこの道理に目ざめてみれば、自分ひとりだけが心のしあわせを得ても、ほんとうに幸福にはなりえないのだということが、はっきりわかってくるはずです。

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早い話が、あなたが今の瞬間においては幸福感を味わっていることができても、さまざまな天災や人災は遠慮なく空から、海から、川から讐てきますし、一歩外へ出れば交通戦争の修羅のちまたです。

犯罪者は、いつ、どこであなたの生命・財産をねらってくるかわかったものではありません。最大の脅威は、核戦争です。万一これが始まれば、あなたの今の幸福などは木っ端微塵に吹き飛ばされてしまいます。

そこで、あなた自身・あなたの家族・あなたの子孫が、ほんとうに幸福になるためには、どうしても社会全体・世界全体を変えなければならないのです。

それも、政治のやり方や社会の体制をどう変えてみたところで、その効果はほんの表面的なことにすぎず、人間の心を根本から改めないかぎり、ほんとうの救いに達することはできません。

たとえば、老人保護施設の完備している欧米諸国の老人が必ずしも幸福ではなく、どちらかといえば家族の庇護に任せられている日本の老人のほうが幸福である事実が、その片りんを物語っているのです。


仏教のいのち法華経(P46~49) より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがだったでしょうか。

あなたの心には、どのように響いたでしょうか。

私は、そのような意味でも庭野日敬氏の提唱しました明るい社会づくり運動が、果たすべき役割が大きいと考えています。

「日々 新たに」

お互い様に、様々なご苦労があると思いますが精進・努力して行きたいと思います。


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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・明るい社会づくり運動の末端の会員の声を反映する事が大事 [インタネット講座「拓塾」]

・明るい社会づくり運動の末端の会員の声を反映する事が大事

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こんにちは。。

今日は春休み最後の日曜日ですね。各地で混雑が予測されています。お出掛けをする予定がある方は、余裕を持って準備するとベストだと思います。

様々な事が思うようにならない、日々だと思いますが、夢や希望を持つことは大切な事です。その為にも、今日もベストを尽くしましょう。

そして、素敵な一日していきましょう。

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私は、佐藤秀裕氏(元全国拓塾・塾長)の生前に講演会などに同行をさせていただき、全国各地域にいる、明るい社会づくり運動のメンバーの方々と触れ合う機会をいただきました。

その時に、佐藤秀裕氏はご自身の考えを述べると共に、地域でご苦労されている方々の、生の声を良く聞いていた姿が、私の脳裏にはっきりと刻まれています。

頭ごなしに物事をおしつける訳でもなく、丁寧にその内容を伺っていました。

ここで、一緒に考えていただきたいのですが、「真剣に、明るい社会をつくろうとするときに、あなたならどうしますか。」

佐藤秀裕氏は、ご自身の著書で以下の事を述べていますが、現在でも、充分に対応出来る事だと考えています。

さて、あなたはどうするでしょうか ?


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全国各地域の運動への要望は何であったか

私は、明るい社会づくり運動が本当の意味で新しい社会づくり運動になりきるには、その裏付け、バックボーンとなる新しい世界観、価値観を明確にしていかねばならないと考え続けている。

はたして明社運動の中に、そうしたものが確立されるのだろうか。

以上のような考えをもっていた私は、運動の資料パンフレット「明社推進ノート一号」の発刊を考えた。そして、まず運動の方向づけ、理念、組織化の方法、全国活動状況を紹介することの計画を立て準備をすすめた。本来なら、各地域に応じた具体案を準備すべきであったが、そこまでは、まだ踏み込んでやることは不可能であった。そこでまず段どりとして、各地区からの要望、意見を聞くことからはじめた。

全国から寄せられた要望、意見

全国から寄せられた要望、意見をとりまとめて、一括してみたら次の内容に整理された。

一、地区の実践的記録の要望
二、模範的活動事例の紹介を
三、運動推進の具体的方法、手段を示せ
四、他団体との協力・協調の状態は?
五、全国共通の運動理念、目標方針を具体的に示せ
六、全国組織(仮称)の結成準備を
七、他県明社との交換、全国一斉統一大会、統一運動の展開を

以上のような意見、提言にまとめられた。

そしてこれらの要望を踏まえて、全国各地域へ次のような返事をかえした。


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「当事務局ではこれらの課題に応えていくため、可能な限りの準備を進めている。しかし、明社運動はあくまで各県各地域の特性に即して活動が進められているため、現場で苦心されている方々の意見を中心に案を練っていくことが基本になると思われる。
従って「明社推進ノート一号」は、全国の明社メンバーの総意と英知の結集となるような編集で進めている。」と、以上のことを同報告書にのべている。

なぜ今、この事をとりあげたかというと、ややもすると組織運動は「活動の先端で苦心されている方々の意見」が、組織を直接運営する立場にある人たちだけの意見はなれあいになっていきやすい。

次第に現場の意見、要望に直接応えていくことから離れる傾向と、なりがちとなるからである。それがマンネリ化、運動の停滞、サロン化の原因となっていくのである。

運動主旨の徹底化をはかる

組織を活性化させていくためには、組織を直接運営する立場の人は、基本姿勢を、自らの名誉、保身、利害関係におくのではなく、現場で苦心している人に眼と姿勢を向けて、そこに判断、決断の基準をおかなければならないことは言うまでもないが、この基本的なことが当事者にとっては難しいことなのだろうか。
(組織の問題は、後の章でくわしく触れることにしたい。)

さて、地域現場の要望に多少なりとも応えられるよう「明杜推進ノート一号」は、次の様な編集、内容方針を立てた。

一、世界情勢と日本の動き
二、日本の現状からみた、明杜運動の意義と目的
三、明社運動の理念
四、全国各地区活動状況
五、運動の方向と方針
六、運動の将来への展望   以上の内容であった。

世界状況の中から、運動の必然性、方向性を定めていこうという方針は、未だ抽象的であったが、この時からすでに立てられ、運行する方向づけができていたのである。

明るい社会づくり運動 行動と理念 
日本を支える大きな蜒りに  (p18~20) 
初版 昭和61年6月1日
著者 佐 藤 秀 裕
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私のブログを見たり、ホームページを見ているだけでは何も変わりません。

あなたは、何が出来ませんか。また、何が出来ますか

是非、小さな事でもかまいませんので、
   あなたに出来るアクションプランを考えて下さい。
  

「日々 新たに」
お互い様に、様々なご苦労があると思いますが精進・努力して行きたいと思います。



 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

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・庭野日敬師の願いに叶った明るい社会づくり運動の活動とは!(1) [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の願いに叶った明るい社会づくり運動の活動とは!(1)

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おはようございます。

歳月の流れは早いものですね。年度末になり今年度も残りわずかになって来ました。

私は、今後どのような活動を進めていくことが、庭野日敬師の願いに叶った活動になっているのかを常々考えています。

それぞれの地域で、すでに活動がなされていますので、その事に関してとやかくは言うつもりはありません。むしろ、基本的にはそれぞれの地域で、様々な方々と一緒になって始めているボランティア活動は、それぞれにとても尊い活動だと認識しています。

また、それらの活動の継続もとても大切な事だと思っています。

ここで一歩立ち止まって静かに考えてみていただきたいのです


庭野日敬師は、何を願って明るい社会づくり運動を始めたのでしょうか。ただ単に、街づくりを推進しようとしたのでしょうか。また、ボランティア活動自体を推進しようとしたのでしょうか。

私は以下の事を,全国拓塾で教えていただきました。

「明るい社会づくり運動とは、それぞれの社会活動や奉仕活動のそのものを目的とするのではなく、それぞれの奉仕活動や社会活動を通して得られる、思いやりの心や、奉仕の心や感謝の心などの、個々の心の改革を目的としている。」という事でした。

それは、現在の目まぐるしく変化して行く社会状況の中で、私達が今後生活をして行く中で、何を大切にしていかなければいけないのかを考えた時に、自然と導き出された結論だと認識しています。

また、その事は現在社会においてもとても大切な事だと考えています。

考えてみて下さい。

どんなに社会環境が整ったとしても、道路や生活環境が整備されていても、そこに住んでいる私達住民が、個々を思いやる事が出来ずに、自分自身の利益や損得の事だけを考えている社会だとすると、こんな寂しい社会はないと思います。

親を思いやる心、師を敬う心、

また目上の人達を尊敬する心などは、

今後の社会生活を営む上でとても大切な心だと思いつつ、

継承しなければならない事だと考えています。

その為には、私達はどうすべきなのかを考える事以下のご紹介させていただくのは、大田区明るい社会づくり運動の30周年記念の時に発表していただきました活動報告です。

私は、この大田区の活動はまさに庭野日敬師の思いや願いを継承しつつ、素晴らしい実践活動をされていると思っています。

また、同時に各地域で、庭野日敬師の思いや願いを実践しようと考えている方々には、とても大きなキーポイントが隠されていると考えていますので、ここにご紹介させていただきます。


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大田区明るい社会づくり運動の30周年記念 実践報告

オアシス運動について

活動発表者   東京都大田区 大森地区委員長 山口恵三郎


オアシス運動は基本的には挨拶運動です。

「思いやりの心」を育む為に、

大田区明社のメイン活動として始めました。

オアシス運動は明社だけでなく、

学校、公民館等日本中でやっている運動です。

明社は20年位前からやってきましたが、

ポスターを貼る程度で、

これといった運動をしてきませんでした。

30周年を期に、

オアシス運動が大田区明社の実践活動に決まりました。

自分づくりの実践行としていつでも、

どこでも、だれにでもできる運動です。

この間、

ある小学校の先生がこんなことを言われました。

「つい最近まで、

子供達に、知らない人から話かけられたら、

返事しないで無視しなさい。

しかし、オアシス運動の話を聞いて、

時代が変わってきたんんですね。

これからは、このような運動が必要かも知れませんね。

応援しますよ」と言ってくれました。

今の時代は、

パソコンやインターネット、携帯電話等で

人と人の触れ合いが少なくなってきています。

隣に誰が住んでいるのか知らないとか、

同じ家に住んでいる家族でも、

たまにしか顔を見ないとかよく耳にします。

この様な時代だからこそ、

触れ合いのあるオアシス運動が必要ではないでしょうか。

オアシス運動の中でも、

私は「ありがとう」という言葉が好きです。

中央大学の小林正観の本がでていますが、

小林正観先生が「ありがとう」の実験をしています。

ありがとうと言うと、

本当にありがとうと言うことが起こってくるというのです。

私自身も、最近気がついた事が一つあります。

ごはんで実験したところ「ありがとう」が一番もちました。

「バカヤロウ」が一番早く黒くなりました。

何もしない無視したのがあるんです。

それが先にカビが生えてきました。

夏に実験をした人がいまして、

一番早く腐ったのが何もしなかった場合です。

人間も同じで、無視されると、

人も物もだめにしてしまうと大発見をしました。

この方も、沢山の方から、

先生こうなりましたと言われるそうです。

私も本を読んで、

できるだけ「ありがとう」を言うように心がけています。

会社に行く時、

駐車場の天井の上位の所に、

電線が通っているんです。

カラスが私の車だけに糞をするんです。

毎日のようでした。正月4日、

車を見たら糞だらけでした。

フロントガラスから後ろまででした。

夜遅く帰ってきて、

「ありがとうと」と天を仰いで1回言いました。

カラスにもいると思って「ありがとう」を言いました。

次の日の朝は、カサカサの糞まで車からなくなっていました。

弟は、雨が降ったからだと言いました。

夜中に確かに雨が降りました。

こすってもとれないのに、

ちょっとした雨では取れない糞が、

きれいにないのです。

それから毎日会社から帰ると「ありがとう」を言いました。

それから数ケ月位経ちますが、

殆ど糞が付かなくなりました。

こういった不思議なこととか、仕事で、

「ありがとう」を言っているせいか、

会社に行ったら大量に仕事が来ていました。

皆でよかったと喜んでいました。

機械が故障してしまいまして、

治すのに70万かかると言われました。

古い機械に「ありがとう」を言いました。

長い間働いてくれてありがとう。

そうしたら、機械のアラームが消えて動きだしたんです。

社長も信じない人ですが、

私が仕事をする時、

ありがとうを言えよというんです。

ありがとうという青葉は、

不思親な宇宙に繋がる膏薬だと思います。

「ありがとう」を言われて、

嫌な気特になる人はいないと思います。

言う方も、言われる方も嬉しい気縛になります。

「ありがとう」を言うと、

本当にありがとうといいたくなる事が起きると書いてありましたが、

本当なんだと実感しています。

オアシス運動は単なる挨拶運動ではなく、

人生を明るく楽しくする運動と感じています。

これから、オアシス運動を広めていきます。

明杜と言ったらオアシス運動、

オアシス運動と言ったら明社と言われるようにしたいと思います。

明社オアシス運動

「思いやりの心」を育むために

オ 「おはよう」を明るく挨拶

ア 「ありがとう」を心から感謝

シ 「しんせつ」をみんなに親切

ス 「すみません」を兼直に謙虚


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あなたの、こころにはどのような響きましたか、


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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・故 飯坂良明氏の真骨頂のさわり [インタネット講座「拓塾」]

・故 飯坂良明氏の真骨頂のさわり

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佐藤秀裕氏の著書の中に、故・飯坂良明氏の明るい社会づくり運動に対するお考えが、掲載されていましたので以下のご紹介させていただきます。

飯坂先生は、明るい社会づくり運動に長年かかわり合いを持っていただき、全国拓塾にも何度もおいでいただきお考えを伺った事が、昨日のように思い出されます。また東京都の明るい社会づくり運動の会長の役職を長年にわたってされていました。

故 飯坂良明氏の心意気を感じて取って下さい

飯坂理論の真骨頂のさわり

 『地の塩、世の光』いうことばがあります。明社運動に連なる一人一人は、実は塩の役割りをしなきゃいかん。塩というのは溶けて見えなくなって、塩味だけは失わなくって社会に味をつける。

そして社会の腐敗をふせいでおる。これが塩の効能です。

われわれ自身があらわれなくてもいい、社会の中に溶けて、みずからの形や色はなくっても、それでも社会に味をつけ、社会の腐敗を防ぐという運動でなければいかん。
 
それからまた、この明社の運動は光で「『地の塩、世の光』」というのは、有名な聖書の言葉です。

『地の塩である。世の光である。』

光であるということは、社会の良心として、ともしびを輝かせということであります。いつもはっきりした良心のともしびを掲げていますと、それに照らされて悪いことができなくなるような社会になります。その意味で、明社運動というのは『地の塩であり、世の光』であります。

『あなた方の光を人々の前に輝かし、そして人々があなた方のよい行いを見て、天にいますあなた方の父をあがめるようにしなさとあります。』

あなた方のよい行いを見て、あなた方を通して、もっと永遠なるもの、もっと偉大なものを差し示すところの差し示す塩にならなきゃいかんのです。

われわれがあがめられるのではない。

われわれの行いを通して、より大きなもの、より偉大なもの、より究極的な価値に人々が目を向けるようになる。まさにそうしたところに、私は明社運動の意義があるのではないかと思うわけです。

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今日の世界は専門家だけでもだめです。

お医者さんだけ集まっても、人間の命ということの究極的な意味はわかりません。技術家だけが集まってもだめです。いまの世界こそ、聖も俗も、政治家も実業家も、すべてが協力しなければ、本当の人間のあり方がわからない時代です。

ですから、人間に仕えるということ、

人間を大切にするという基礎の上に、あらゆる分野の人たちが協力しなければ、本当の意味での社会はできてこない。明社運動はまさに、それ推進しているわけであります。

宗教と政治の混合はいけませんけれども、
正しい協力、人間に仕えるという意味での協力は、大いにすべきだと思います。政治家が人間に仕えると言うのが本旨です。だから、協力出来ないはずがないんです。利用し合うんじゃなくて協力し合うという、そうした体制が打ち出されていかなければいけません。

こうして私たちが、充実した人生を求めていかなければいかんと思います。

「明るい社会づくり運動 行動と理念」 日本を支える大きな蜒りに より 
               初版 昭和61年6月1日 (p39~41)
               著者 佐 藤 秀 裕
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||| 飯坂良明氏プロフィール(聖学院ホームページより)

1926(大正15)年3月30日富山県滑川市中町生まれ。
1948(昭和23)年、東京大学法学部政治学科卒業。
1951(昭和26)年、同大学法学部大学院特別研究生修了。
1952(昭和27)年、学習院大学助教授となり、教授を経て
1995(平成7)年、同大学の名誉教授となる。
聖学院大学では95年(平成7)年より総合研究所教授を務め、
同大学大学院教授、以後、聖学院大学学長(2000年4月~)、大学院長、
総合研究所副所長(1999年4月~)を務める。

専門は政治学・政治思想。

世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会評議員、
平和研究所所長、
アジア宗教者平和会議(ACRP)名誉事務総長、
日本クリスチャン・アカデミー常務理事、
現代における宗教の役割研究会常任理事。

著書・翻訳は
「権力への抵抗」(教文館)、
「現代社会を見る目」(NHKブックス)、
「政治学」(学陽書房)、
「宗教と現代」(玉川大学出版)、
「新約聖書に学ぶ」(世界思想社)、
ジョナサン・ローチ「表現の自由を脅かすもの」(角川書店)、
ラスキ「近代国家における自由」(岩波文庫)、
フロム「ユダヤ教の人間観」(河出書房新社)
をはじめ、他に著書・論文多数。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あなたは、どのようにお感じになりましたか。

大切な事は、一歩を踏み出す事ではないでしょうか。

あなたの、

その一歩が現代社会にとっては大きな大きな一歩だと私は考えています。


飯坂良明氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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・明るい社会づくり運動への決意を知ろう!② 庭野日敬法話選集より、 [インタネット講座「拓塾」]

・明るい社会づくり運動への決意を知ろう!② 庭野日敬法話選集より、

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おはようございます[ぴかぴか(新しい)]

今年は、例年にない寒暖差が大きい時期が続きましたので、桜の開花をチョッと遅れ気味ですが、まもなく開花が始まります。

卒業式や入学式、また転勤や移動等の慌ただしい季節が続いて来ます。

それぞれに予定があると思いますが、無理をしないように体調に気を付けて、素敵な日にしていきましょう。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

先日です庭野日敬氏の著書であります、庭野日敬法話選集を拝読させていただきました。

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法話選集6

何冊かある中で今回も法話選集6を手に取りました。

その内容は、国連軍縮特別総会に出席する事になる経緯から、世界宗教者平和会議に至る経緯や、その為の庭野日敬氏の理念・平和への実践、等がとてもわかりやすく書かれています。

初心者の方でも、よく理解出来るように丁寧に書かれています。

その中に、何か所も明るい社会づくり運動の活動の在り方に付いても触れています。

私が気になった個所をこれから順次、ご紹介いたします。

::::::::::::::::::::::

庭野日敬法話選集 6 世界平和-理念と行動 P219


明るい社会づくり運動への決意

伝教大師の「山家学生式」(さんげがくしょうしき)に「一隅を照らす、これ即ち国宝なり」という言葉がありますが、明るい社会づくりへの道も、せめて、ほんの片隅でもいい、自分の力で照らしていこうとする心がけから、始まると思うのです。

世の中のひとりびとりが、そういう明るい人間になることが、そのまま明るい社会をつくることになります。

したがって、そのひとりびとりをお導きして、徹底した信仰を持ってもらうようにすることが、この社会をほんとうに明るくすることになります。


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しかし、今の人間はみんな欲はかりが深いから、中には明るい社会づくりという名を借りて、何かうまいことをする足がかりにしようとして入ってくる人もいることでしょう。

こういう人達がいること事態、世の中を暗くしているのですが、それでも、知らん顔して仲間に入れて、一緒にやっていくことが必要なのです。

そこで、立正佼成会は、明るい社会づくりにどういう心がまえで臨んでいるかを、みんなに見せていかなくてはなりません。


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信仰心をいつも皆さんの前に公開しているんだ、
という気持ちに私達がなりきれば、うまいことをしようなどと間違った考えを持って入ってきた人も、信仰者はさすがに違う、経済的な問題などには目もくれずに、ほんとうに、この世の中をよくすることを真剣になって考えているんだなあ、と気がつくでしょう。

ですから私達は、宗教者の意気地というものを信仰心のない人達に見せてやろう、というくらいの心構えを持つべきだと思うのです。

昭和47年12月求道-特集号

::::::::::::::::::::::::::


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いかがだったでしょうか。

貴方のお考えや、貴方の意向とはどの程度の違いがありましたか。

私は、庭野日敬氏はご自身の思いや願いを、誰にでもわかりやすい言葉を使って端的にお話下さっていると思っています。これ以上の言葉はないのではないでしょうか。

後は、残されて私たちが、どのように受け継いでいくのかに掛かっています。

庭野日敬氏の、思いや願いを受け継いでいく事がとても大事になります。

明るい社会づくり運動を提唱した、庭野日敬師の心情を思うと・・・・・・。


私は、これからの明るい社会づくり運動には、このような視点や感性を持ち合わせるリダーが必要不可欠だと思っています。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

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・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。

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おはようございます。

数年前に思いがけない本を手にしました。

それは、私がいつも手を伸ばせば届く所に置いてある本でした。

十数年前に、地元の佼成会の古い幹部さんだった方が、私の家をわざわざ訪ねてこられ「佐藤さんは庭野先生(開祖様)の事を一生懸命にやっているようだから、私が持っている資料(本など)を差し上げるからもらってくれないか。」と言って下さいました。

私にすると一つでも多くの資料がいただける事が、どんなにありがたい事かは理解していましたので大変感謝していただきました。

その後から、現在でもとても大切にしております。

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その中に「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」(昭和43年3月5日発行)という本がございました。

黒表紙に銀色の表題になっており、副題に「本尊観の確立のために」となっています。

その本に書かれている事を、私はとても大切な事だと受け止めていますので、いつでもすぐに手を伸ばせば届く所に置いて時々に、書かれている事を確認していました。

そんな折、先日すぐ隣にある資料を取りだそうとしましたら、この本の存在がとても気になりましたので何気なく手に取り、パラパラと開くとある個所が目に留まりました。

今まで何度となく開いていましたが特に気にかける事無く読んでいた個所でした。

そこには次のように書かれています。

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

世界の現状をみる時、

宗教の果たすべき使命が

いかに大きいかということを痛感いたします。

科学エネルギーの利用といった

物質文明の高度の発達に比較して、

人間の人格の向上といった精神文化が

いかに遅れていることでしょう。

この両者のアンバランスの中に

現代人の危機があり、最大の問題があるのです。

現代人がその危機をのりこえるために、

精神文化の高揚が叫ばれ、

したがって、

人類の普遍的な指導理念がつよく要望されるようになります。

古来から、

東洋人は精神文化にすぐれ、

西洋人は物質文明にすぐれていると

いわれていましたが、

今こそ東洋人はその特質を生かして、

全人類の幸福のために貢献すべき時がきているのです。

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そのためには、

現代という時代がどういう時代であるのか、

また、未来はどうなるのかという点についても

正しく洞察して、

過去の思想や行動に反省を加え、

西洋人のすぐれている点や

長所特質についても、じゆうぶんに学ぶ必要があります。


とくに、広く西洋の諸宗教および

諸思想と東洋の諸宗教と諸思想との間に

(大いなる対話)をする必要があります。

その対話の積みかさねによって、

東洋思想と西洋思想との長所を備えた、

そして今までの東洋文明とか

西洋文明とかいう考え方や、

精神文化、物質文明という考え方より

もう一歩奥に進んだ、内容の高い、

普遍的な人類の指導理念を確立し、

それによって

新しい形の文化文明を築いていくことが

必要であると思います。

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そのために、

日本の宗教者に裸せられた役割は、

まことに大きなものがあります。

とくに中道の教えを説く(仏教)には、

あらゆる宗教および思想との対軒に欠くことのできない、

すぐれた理念を含んでいます。

ですから仏教徒には、

宗教者としての大きな使命があるといわねばなりません。

 (P91~P93)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まさに、昭和44年4月27日 香川県高松市に於いて、「明るい社会づくり運動の第一声」で庭野日敬師の講演でお話いただきました事と同じ事を、ここでお話しているのです。

庭野日敬師が、「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」ここでおしゃっている事の先に「世界宗教者平和会議」や「明るい社会づくり運動」もあるのだと受け止めています。


庭野日敬師の心からの叫びだと受けとめました。

特に、立正佼成会さんにおける

大切な御本尊さんのお話の中で

この事が出て来ている事が、

とても意義深い事だと考えています。


庭野日敬師は、

たまたま気まぐれで「明るい社会づくり運動」を

始めた如くおしゃる方が多々いると聞いていますが、

実はそうではく

大切な御本尊さんとのご縁で、

スタートしたとても大切な活動である事が

ご理解いただける事と思い、

ご紹介する事としました。


庭野日敬氏の思いや願いを、

もっと深く探求されようとする方が

いらっしゃるようでしたら、

実際に手に取り拝読されると、

庭野日敬師の御心に触れる事が出来ると思います。


私達は、
亡き庭野日敬が残してくれた形式だけを尊ぶだけではなく、
もっと深く庭野日敬師の御心を理解する事が、
今 求められていると私は受けとめています。

その先に、何をすべきががはっきりと見えてくるはずです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

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・世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動(1) [インタネット講座「拓塾」]

・世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動(1)

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こんばんは[ぴかぴか(新しい)]

今日の体調はいかがですか、

ここ数日は寒暖差が大きいようです。

気温の変化は体調に影響しますので、体調に気を付けながら、素敵な日にしていきましょう。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


前回のお話から、ご自身で資料を探したり、正確な情報を確認した方が、どのくらいいらっしゃるでしょうか。

私は、以下の立場を常に取っています。

インターネット講座 拓塾 -塾 是

「拓塾」は実践的理論追求の場であり、活動体である。単なる情報提供、教養を身につける場ではなく、自己改革(自分づくり)の場であり、社会改革(社会づくり)を実践的に促進する場である。

インターネット講座 拓塾 - 行動指針

一、自修自得   
自修自得を基本として切磋琢磨・自己改革をはかる。

一、先駆開拓   
   進取の気性・開拓精神・意欲を養ない、時代の先駆けとなる。

一、知行合一   
   知識は行動してはじめて意義がある。
   行動につながる学び方を身につける。


このブログをご覧いただいている皆さんが、本気になり、行動を起こさない限り何も変わりません。


是非、ご自身で出来る事でかまいませんのでアクションプランを考えてみて下さい。


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世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動


さて、今回は「世界宗教者平和会議と明るい社会づくり運動」についての庭野日敬師のお言葉を資料として提示させていただきます。

あえて、私の注釈は付けません。

出来る事であれば、一度だけお読みいただくのではなく、くり返し・くり返し読んでいただき、庭野日敬師のお心に触れていただければと願っています。


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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

宗教団体も組織ができてしまいますと、「自分の教団の教えだけが正しい」と考え、排他独善になる傾向も見受けられます。

ところで、私は仏教徒であり、私どもの教団では『法華経』を所依の経典にしており、「さまざまな仏さまが因縁によって菩薩さまの名前で出現してくるが、そのもとをたどれば究極(本仏)は同じである」との立場をとっています。

こう考えますと、神道ともキリスト教とも協力し合うことは可能なわけです。

このことは、私が、昭和四十年にキリスト教の総本山ともいうべきバチカンの公会議にご招待を受けたときの、ローマ教皇パウロ六世猊下の言葉でもはっきりわかります。

猊下は「今後、宗教者同士が協力し合い平和に貢献すること以外、宗教者の進むべき道はない」と話されたのであります。                
                                       
 (S52・9・佼成新聞より)

私はパウロ六世にお会いするまでは、カトリックはけしからん、と悪口を言って歩いたのです。

なぜかといいますと、カトリックは二千年もの伝統をもち、世界宗教として絶大な影響力を世界の人びとに対してもっているのに、その大宗教が、他宗教に対してひじょうに排他的な態度をとっているとしか見えない。

愛と平和を説く宗教が、他の宗教に対して排他独善の態度をとっている限り、宗教は人類の平和のために何の役割も果たすことができない。

宗教の根本義は一つであり、神も仏も、生きとし生けるものの平安を願うことしかないはずだ。世界の平和を実現していくには、どうしても世界の宗教者が協力していかなければならない。

そのためには、世界の宗教界に最も大きな影響力をもつローマ教皇が、まず世界の宗教者と手をにぎろうという姿勢になってもらわなければならない

-そう痛切に感じていたのです。

その私の願いを全国を回って話して歩いたのです。

(中略)

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カトリックは世界中に布教網が行き渡っていますから、どこの国には、どんな宗教団体があって、どんな活動をしているか、というような世界各地の宗教の動きをことごとくキャッチしているのですから、私のことをご存じないはずがなかったわけです。

それを万事ご承知で、パウロ六世が私を百年に一度開かれるバチカン公会議に招待してくださったのです。

私のほうは、そんなこととまったく知らずにバチカンに行ったのですが、向こうでそれがわかって、「さすがカトリックの教皇さまだ、とえらく感心させられたのです。」

そこで、教皇さまにお目にかかってお話をうかがってみると、教皇さまが、こうおっしゃられたのです。

「キリスト教だけで人類を救おうなんておこがましい考えをもっていたのでは、世界平和実現の使命は果たせるものではありせん。キリスト教徒が仏教徒のために祈り、仏教徒がキリスト教徒のために祈るという宗教協力によってのみ、宗教者が人類に貢献していく道が開かれるのです」

その謙虚なお言葉をお聞きして、「これは素晴らしい宗教者だ、さすが二千年の歴史をもつカトリックの教皇さまだ」、と私は心の底から敬服させられたのです。

二千年来、代々の生き神さまと奉られ、異教の存在すら認めなかったカトリックの教皇が伝統の殻を打ち破って、キリスト教徒と仏教徒が手を携え合う宗教協力によって世界の人びとに平和を呼びかけていかなくてはならない、それ以外に宗教者が人類に貢献できる道はない、と慨悔をされたのですから、これは勇気のいることです。

その教皇さまのお言葉を聞いたとき私は、「こういうかたがいらっしゃるなら、世界宗教者平和会議は成功間違いない」と絶対の確信をもったのです。              

 (S53・3・月刊誌 躍進より)

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バチカン公会議から帰ってみますと、すでに日本ではカトリックとプロテスタントのかたがたが、すっかり仲よくなっておりました。

これからは一緒にやっていこう、という空気がみなぎっていました。

私はそれをみまして、リーダーが頭を切り替えることが、いかに大事なことか、リーダーの責任の重大さを思いました。

パウロ六世も、そのことをだれよりも深く感じ、まずみずから俄悔して、人びとに本当に幸せになってもらうためには、神さまのご守護のいただけるような状態にならなければならないとお悟りになり、

宗教協力を訴えられたのであろう、と私は拝察申し上げているわけであります。

いわば生き神さまとして、二千年の伝統をもつローマ教皇が、みずから一介の人間になって俄悔をされ、われわ凡夫の人間同士が仲よくならなければ、世の中が良くならない、

それができなければ、宗教者になった意味がないのだ、と立ち上がられたのであります。

私が自信をもって明るい社会づくり運動を提唱いたしましたのはこの教皇の影響があったからこそです。 
              (S52・8・速記録より)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※私は、2~3回読んだ事は読んだとは見なしません。

それは、読んだのではなく見たのだと認識していますので、くり返し、くり返し読んでいく事により、今まで気が付かない事に、気が付く事がありますので、必ず実行してみてください。


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