精神の飢餓-庭野日敬氏のお言葉 [庭野日敬師の言葉]
今の日本は、本当に豊かな国でしょうか。
先進国と言われ、
世界をリードする一端を担っていると
自負する国と言われています。
しかし、日本国の借金は年々膨らんでいくばかりです。
また、親殺しや子殺しなどの
痛まし事件は、年々、後を絶ちません。
子どもたちには、人を信じる事より、
人を疑う事を教えなければいけない時代になっています。
「諸欲の所因は貪欲これ本なり」と、
庭野日敬氏が法華経の譬喩品を引用して
お話をして下さった事を思い出します。
新型コロナウイルス肺炎の影響が広がっている、
今、この時が私たちが心を切り替える時だと、
諸仏、諸菩薩の方々がおしゃっているのでは、と
私には思えてなりません。
新型コロナウイルス肺炎の影響が収まった後に、
以前の状態に戻る事は、もうあり得ません。
新型コロナウイルス肺炎が、
現代社会のターニングポイントになります。
ですので、
今が、心を切り替える時(ターニングポイント)です。
そんな時代の流れを読み取る事が出来ますか。
そんな、時代の流れの中で、
庭野日敬氏は、とても大切な事をおしゃっています。

:::::::::::::::::::::::::
開 祖 さ ま 随 感
1978年(昭和53年)庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より
精神の飢餓
路傍で生まれ落ち、
そして道端で死んでいく気の毒な人たちが、
アジアやアフリカにはまだたくさんいます。
三度の食事にも事欠く人たちがいっぱいいるのです。
それを遠くの世界のこととして
傍観していることは許されません。
そして、なによりも大切なのは、
それをただ声高に人びとに訴えるのではなく、
まず自分の足元から見つめ直してみることです。
満足な食事もとれない飢餓状態にある人たちが、
こんなにも多くいるその同じ地球に住み、
毎日十分すぎるほどの食事に恵まれながら、
私たちは欲望をさらに際限もなくエスカレートさせて、
これで十分だという満足感、充足感を得ておりません。
物質で栄えても精神的に退廃し、
滅亡していった国の例はたくさんあります。
いまの日本は、
まさに精神の飢餓状態にあるといえましょう。
「無量義経十功徳品」には
「愛著ある者には能捨の心を起さしめ、
諸の慳貪の者には布施の心を起さしめ」と説かれています。
人は、あればあるほど欲する心が強くなるものですが、
逆に自分の持てる物を人さまに施す心に切り換えると、
少ない物にも心から感謝できるようになるのです。
際限のない欲望を断ち切るのには、
この心の転換しかありません。
:::::::::::::::::::::::::
先進国と言われ、
世界をリードする一端を担っていると
自負する国と言われています。
しかし、日本国の借金は年々膨らんでいくばかりです。
また、親殺しや子殺しなどの
痛まし事件は、年々、後を絶ちません。
子どもたちには、人を信じる事より、
人を疑う事を教えなければいけない時代になっています。
「諸欲の所因は貪欲これ本なり」と、
庭野日敬氏が法華経の譬喩品を引用して
お話をして下さった事を思い出します。
新型コロナウイルス肺炎の影響が広がっている、
今、この時が私たちが心を切り替える時だと、
諸仏、諸菩薩の方々がおしゃっているのでは、と
私には思えてなりません。
新型コロナウイルス肺炎の影響が収まった後に、
以前の状態に戻る事は、もうあり得ません。
新型コロナウイルス肺炎が、
現代社会のターニングポイントになります。
ですので、
今が、心を切り替える時(ターニングポイント)です。
そんな時代の流れを読み取る事が出来ますか。
そんな、時代の流れの中で、
庭野日敬氏は、とても大切な事をおしゃっています。

:::::::::::::::::::::::::
開 祖 さ ま 随 感
1978年(昭和53年)庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より
精神の飢餓
路傍で生まれ落ち、
そして道端で死んでいく気の毒な人たちが、
アジアやアフリカにはまだたくさんいます。
三度の食事にも事欠く人たちがいっぱいいるのです。
それを遠くの世界のこととして
傍観していることは許されません。
そして、なによりも大切なのは、
それをただ声高に人びとに訴えるのではなく、
まず自分の足元から見つめ直してみることです。
満足な食事もとれない飢餓状態にある人たちが、
こんなにも多くいるその同じ地球に住み、
毎日十分すぎるほどの食事に恵まれながら、
私たちは欲望をさらに際限もなくエスカレートさせて、
これで十分だという満足感、充足感を得ておりません。
物質で栄えても精神的に退廃し、
滅亡していった国の例はたくさんあります。
いまの日本は、
まさに精神の飢餓状態にあるといえましょう。
「無量義経十功徳品」には
「愛著ある者には能捨の心を起さしめ、
諸の慳貪の者には布施の心を起さしめ」と説かれています。
人は、あればあるほど欲する心が強くなるものですが、
逆に自分の持てる物を人さまに施す心に切り換えると、
少ない物にも心から感謝できるようになるのです。
際限のない欲望を断ち切るのには、
この心の転換しかありません。
:::::::::::::::::::::::::
タグ:庭野日敬
コメント 0