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・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。 [インタネット講座「拓塾」]

・庭野日敬師の御心をどこまで、ご存知でしょうか。

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おはようございます。

数年前に思いがけない本を手にしました。

それは、私がいつも手を伸ばせば届く所に置いてある本でした。

十数年前に、地元の佼成会の古い幹部さんだった方が、私の家をわざわざ訪ねてこられ「佐藤さんは庭野先生(開祖様)の事を一生懸命にやっているようだから、私が持っている資料(本など)を差し上げるからもらってくれないか。」と言って下さいました。

私にすると一つでも多くの資料がいただける事が、どんなにありがたい事かは理解していましたので大変感謝していただきました。

その後から、現在でもとても大切にしております。

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その中に「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」(昭和43年3月5日発行)という本がございました。

黒表紙に銀色の表題になっており、副題に「本尊観の確立のために」となっています。

その本に書かれている事を、私はとても大切な事だと受け止めていますので、いつでもすぐに手を伸ばせば届く所に置いて時々に、書かれている事を確認していました。

そんな折、先日すぐ隣にある資料を取りだそうとしましたら、この本の存在がとても気になりましたので何気なく手に取り、パラパラと開くとある個所が目に留まりました。

今まで何度となく開いていましたが特に気にかける事無く読んでいた個所でした。

そこには次のように書かれています。

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世界の現状をみる時、

宗教の果たすべき使命が

いかに大きいかということを痛感いたします。

科学エネルギーの利用といった

物質文明の高度の発達に比較して、

人間の人格の向上といった精神文化が

いかに遅れていることでしょう。

この両者のアンバランスの中に

現代人の危機があり、最大の問題があるのです。

現代人がその危機をのりこえるために、

精神文化の高揚が叫ばれ、

したがって、

人類の普遍的な指導理念がつよく要望されるようになります。

古来から、

東洋人は精神文化にすぐれ、

西洋人は物質文明にすぐれていると

いわれていましたが、

今こそ東洋人はその特質を生かして、

全人類の幸福のために貢献すべき時がきているのです。

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そのためには、

現代という時代がどういう時代であるのか、

また、未来はどうなるのかという点についても

正しく洞察して、

過去の思想や行動に反省を加え、

西洋人のすぐれている点や

長所特質についても、じゆうぶんに学ぶ必要があります。


とくに、広く西洋の諸宗教および

諸思想と東洋の諸宗教と諸思想との間に

(大いなる対話)をする必要があります。

その対話の積みかさねによって、

東洋思想と西洋思想との長所を備えた、

そして今までの東洋文明とか

西洋文明とかいう考え方や、

精神文化、物質文明という考え方より

もう一歩奥に進んだ、内容の高い、

普遍的な人類の指導理念を確立し、

それによって

新しい形の文化文明を築いていくことが

必要であると思います。

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そのために、

日本の宗教者に裸せられた役割は、

まことに大きなものがあります。

とくに中道の教えを説く(仏教)には、

あらゆる宗教および思想との対軒に欠くことのできない、

すぐれた理念を含んでいます。

ですから仏教徒には、

宗教者としての大きな使命があるといわねばなりません。

 (P91~P93)

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まさに、昭和44年4月27日 香川県高松市に於いて、「明るい社会づくり運動の第一声」で庭野日敬師の講演でお話いただきました事と同じ事を、ここでお話しているのです。

庭野日敬師が、「立正佼成会における本尊勧請の経緯とその意義」ここでおしゃっている事の先に「世界宗教者平和会議」や「明るい社会づくり運動」もあるのだと受け止めています。


庭野日敬師の心からの叫びだと受けとめました。

特に、立正佼成会さんにおける

大切な御本尊さんのお話の中で

この事が出て来ている事が、

とても意義深い事だと考えています。


庭野日敬師は、

たまたま気まぐれで「明るい社会づくり運動」を

始めた如くおしゃる方が多々いると聞いていますが、

実はそうではく

大切な御本尊さんとのご縁で、

スタートしたとても大切な活動である事が

ご理解いただける事と思い、

ご紹介する事としました。


庭野日敬氏の思いや願いを、

もっと深く探求されようとする方が

いらっしゃるようでしたら、

実際に手に取り拝読されると、

庭野日敬師の御心に触れる事が出来ると思います。


私達は、
亡き庭野日敬が残してくれた形式だけを尊ぶだけではなく、
もっと深く庭野日敬師の御心を理解する事が、
今 求められていると私は受けとめています。

その先に、何をすべきががはっきりと見えてくるはずです。

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