自己中心の克服-庭野日敬氏のお言葉 [庭野日敬師の言葉]
新型コロナウイルス肺炎の感染拡大の影響はいまだに落ち着きません。
今、こうしていても
「にっちもさっちもいかずに頭を抱えている方が多い」のが現実です。
そんな方の現実が、貴方には理解できますか。
先々の生活に不安の無い方、
またこの先食べる事に困らない方にとっては、現実味が無いのだと思います。
でも、自身の事だけを考えずに、
新型コロナウイルス肺炎の感染の影響で
苦戦を強いられている方々の事に思いを寄せて下さい。
是非、家の中で籠もっているだけではなく、
新型コロナウイルス肺炎の感染で苦戦している方の為に、
出来る努力をしましょう。
庭野日敬氏は、
自己中心の克服の為にこんな事を言っています。
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開 祖 さ ま 随 感
1978年(昭和53年)庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より
自己中心の克服
自分では正義だと思ってやっていても、
全体から見ると、みんなに迷惑をかけてしまうといったことが、
しばしばあるものです。
原因は視野の狭い、
ものの見方になってしまっていることにあります。
また、なにごとをするにも
得か損かで判断するといった傾向が最近はとくに顕著で、
「ここで恩を売っておけば将来こちらの得になる」といった
手練手管を弄する人もいます。
それを、政治的で読みが深いといった見方をする人もいるのですが、
一時的には利口者に見えても、
やがては底が割れ、周囲から見放され、
愛想をつかされるのがおちです。
そうした視野の狭い見方に陥るそもそものもとは、
自己中心で、客観的に自分を見ることができないところにあります。
だから他人の欠点は厳しく指摘するのですが、
自分のことにはまるで気づいていない、
という生き方になってしまうのです。
法の鏡に照らして常に自分を振り返り、
サンガの仲間に教えてもらう謙虚さを持たないと、
そこから抜けだすことができません。
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庭野日敬氏のお話になる事はいつも単純明快ですので、
どなたでも、わかりやすく説明しています。
是非とも、大切にしたいメッセージです。

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